この時代だからこそ聴きたい、聴かせたい、美しくロマンティックなアメリカン・ミュージック。グアテマラ生まれのシンガー・ソングライター、ギャビー・モレノと、革新的なアレンジと高い音楽性で独自のスタイルを築き上げてきた奇才プロデューサー/ソングライター/アレンジャー、ヴァン・ダイク・パークスによる、見えない壁も国境も超えたコラボレーション・アルバム『!SPANGLED!』発売。
■ グアテマラ生まれのシンガー・ソングライター、ギャビー・モレノと、革新的なアレンジと高い音楽性で独自のスタイルを築き上げてきた奇才プロデューサー/ソングライター/アレンジャー、ヴァン・ダイク・パークス。その二人によるコラボレーション・アルバム『!SPANGLED!』がNONESUCHより発売となる。
■ 中米グアテマラに生まれたギャビーと、北米ミシシッピに生まれたヴァン・ダイク・パークス。共に現在はロサンゼルスを拠点に活躍している二人が今作で取り上げるのは、“アメリカ大陸で生まれた”楽曲たち。アルバムに収録されている10曲には、パナマのボレロや、ブラジルのボサノヴァ、そしてアメリカ南西部の哀歌などがセレクトされている。アルバムから先行トラックとしてリリースされているのは、トリニダード・トバゴのソングライター、デヴィッド・ラダーの「The Immigrants」、そして、ライ・クーダー、ジョン・ハイアット、ジム・ディッキンソンがウィリー・ネルソンの同名アルバムの為に作った「Across The Borderline」。ちなみにこの曲には、ライ・クーダーとジャクソン・ブラウンもフィーチャーされている。
■ アルバムの選曲についてギャビーはこのように語っている。「私たちはラテン・アメリカの曲ばかりにしたくなかった」さらに彼女はこう続ける。「北米の曲も選んでいいと思った。私は(北米も中南米も)アメリかという一つの大陸として見ている。北米とラテン・アメリカを一つにすることは、自分にとってとても大切なことなの――さらに現在起こっている移民についての厳しい政治的状況を考えても、とても重要なことだと思う」
■ 実は、ギャビーとヴァン・ダイク・パークスが初めて共演したのは、10年以上も前のことだった。ロサンゼルスのラーゴで共演した時について、ギャビーはこう振り返る。「その時、こうした音楽をどれほど愛しているか、そして一緒にコラボレーションが出来たらどんなに良いか、長い時間を掛けて話したの」その出会いがきっかけとなり、二人はメールで音楽のやりとりをし始めるようになったという。「彼は、私が全く聴いたこともなかったラテン・アメリカの楽曲を送ってきたりして、私が知っているべきであった様々な音楽に触れさせてくれた。そして気づいたら、10曲出来上がっていたのよ」
■ またヴァン・ダイク・パークスは、2010年7月4日にデンマークで開催されたヨーロッパの老舗フェスティヴァル、ロスキレ・フェスティバルに招かれたとき、オーケストラとギャビー・モレノとの共演を希望したという。「この時、私は演奏する楽曲をパン・アメリカ(汎米)で行こうと考えた。私は”醜いアメリカ人”が出てくる前の時代を表現したかったのだ」彼はその時のセットについてそう語っている。その後、二人がこの時の楽曲を再び演奏する為にスタジオに集まった時、ヴァン・ダイクはライ・クーダーにグラント・ガイスマン、リーランド・スカラー、ジム・ケルトナー、ジャクソン・ブラウンを始めとするミュージック・シーンのベテランたちに、ストリングスと管楽器のアンサンブル、さらにマリンバ奏者のマット・クックに声を掛けたのだった。そうして本作、『!SPANGLED!』が完成したのだった。
■ この時代だからこそ聴きたい、聴かせたい、美しくロマンティックなアメリカン・ミュージック。見えない壁も国境も超えたところにある音楽を通し、今アメリカを取り巻く問題について考えさせる、深く美しいアルバム、それが本作『!SPANGLED!』なのだ。
【ギャビー・モレノ】
ギャビー・モレノは、グアテマラ生まれで約20年前からロサンゼルスを拠点に活躍しているシンガー・シングライター。ブルース、ジャズ、フォークやソウルといった様々な音楽的要素を取り込みながら、母国語のスペイン語と英語の両方で歌う彼女は、パンチ・ブラザースのクリス・シーリーがホストを務めるラジオ番組『LIVE FROM HERE』にも頻繁にゲスト出演している。2013年にラテン・グラミー賞で最優秀新人賞を獲得した彼女は、2017年のグラミー賞で最優秀ラテン・ポップ・アルバムにもノミネートされた。
【ヴァン・ダイク・パークス】
ヴァン・ダイク・パークスは1943年1月3日、4人兄弟の末っ子としてミシシッピ州ハティスバーグに誕生。幼少のころにはボーイクワイアにも参加し、テレビショーにも子役として出演する。12才の頃には、グレース・ケリーの最後主演作品「白鳥」にも子役スターとして登場するほど才能に溢れていた。 大学ではクラシック・ピアノを専攻。その後 1964年ごろに、プロデューサーのテリー・メルチャーと出会い、レコーディングにも参加。そしてビーチボーイズのブライアン・ウィルソンとも交友を深めビーチボーイズの名曲を共作するに至る。66年にワーナーブラザーズのA&Rレニー・ワロンカーにソング・ライターとして雇われ、後にプロデューサーとしても活躍するテッド・テンプルマンも在籍していたハーパース・ビザールを手がける。そして、自身も68年に『ソングサイクル』をリリース。ハリウッドの映画音楽と、フォーク・ミュージックの華麗な融合として大絶賛を浴びる。その後はランディ・ニューマン、ライ・クーダー、リトル・フィートなどのアルバム制作を手がける。70年には、カリビアン・ミュージックへの敬意と憧れからエッソ・トリニタード・スティール・バンドもプロデュース。それは自身のセカンド・アルバム『ディスカバー・アメリカ』(72年)、『ヤンキー・リーパー』(75年)という作品にも反映される。また、72年に、LAで録音された、はっぴいえんどのラスト・アルバムにソング・ライター、アレンジャーとして参加。これが大きなきっかけとなって細野晴臣や大滝詠一に大きな影響を与えることになる。1984年には10年ぶりのアルバム『ジャンプ』を発表。その後ディスカバー・ジャパンとも言える『TOKYO ROSE』(89年)をリリース。今回の紙ジャケット・コレクションでは、5枚のオリジナル・アルバムと関連するアルバムを紙ジャケットで発売する。 なお2007年春には、細野晴臣トリビュートに参加し、大きな話題になった。
(メーカー・インフォメーションより)
収録曲
A1.Across the Borderline feat. Jackson Browne
A2.Alma llanera
A3.The Immigrants
A4.Historia de un amor
A5.Nube gris
B1.I'll Take a Tango
B2.Esperando na janela
B3.El Sombrerón (Revisted)
B4.O, cantador
B5.Espérame en el cielo
レーベル : NONESUCH
国 : EU
品番 : 7559-7923803
フォーマット : レコード LP
発売年 : 2019
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